バイロン・ケイティについて
バイロン・ケイティ
バイロン・キャスリーン・リードは、30代でひどいうつ状態になりました。
その後、10年に渡ってうつはひどくなり、ケイティはほぼ2年、ベッドから離れることもままならず、自殺衝動に囚われていました。
ところがある日の朝、絶望の淵に立っていた彼女は、人生を変えるような気づきを得ます。
ケイティは、何かについて、そうあるべきではないと思っている時、自分が苦しむことを発見しました。「夫は、私をもっと愛するべきだ」、「子供たちは私に感謝すべきだ」というように。逆にそうした考えを信じていない時は、安らぎを感じました。うつの原因となっていたのは、身の回りの世界ではなく、世界について自分が信じている考えだと気づいたのです。
世界は「こうあるべきだ」という自分の考えに合うように世界を変えようと無駄な努力をするよりも、こうした考えに問いかけを行い、あるがままの現実と向き合うことで、ストレスや苦しみから解放され、自分の中に愛や安らぎ、創造性を取り戻すことができるのです。ケイティは、こうした自分の個人的体験を基に、「ワーク」と呼ばれる、シンプルながらパワフルな探求方法を編み出しました。