ホロトロピック・ブレスワークは、代表的なトランスパーソナル・セラピーとして知られています。心身に深く働きかける非常に効果的な呼吸法として、世界各地で過去数十年にわたり実践されてきました。この呼吸法は、音楽をかけ、横になって深くて速い呼吸をすることで、日常よりも深い意識状態で自分と出会い、心身の生命力を活性化すると共に、自然治癒力を引き出します。

 

C+Fでは、ホロトロピック・ブレスワークの本来の形として、自然環境の豊かなところで、少人数の合宿形式により、行なっています。日常生活から離れてワークに集中し、呼吸法の後も静かに自分を見つめ、体験を消化する時間が大切と考えるからです。初めての方も多く参加されます。

 

 

ホロトロピック・ブレスワークとは

チェコスロバキア出身の精神科医、スタニスラフ・グロフとその妻でヨーガ教師のクリスティーナ・グロフが、さまざまな呼吸法を研究の上、開発した方法。

 

音楽との相乗作用により、非常にパワフルな効果を生みます。深くて速い呼吸を一定のあいだ続けますが、最後のリラクセーションの時間をふくめ、全体で約2時間半のセッションです。必要に応じて公認ファシリテーターがボディワークを施し、援助します。

 

呼吸中の体験としては、さまざまなヴィジョンや身体感覚、誕生時や子供時代の記憶、感情などが浮上しますが、個々人、またその時々によって異なります。

 

セッションは、特定の方向に導くものではなく、それぞれの方のプロセスを尊重しながら進みます。呼吸をしているあいだは、日常より深い意識状態に入っても、同時に日常意識も残りますので、安全です。

 

セッションは、呼吸を行なう「ブリーザー」と、「ブリーザー」をサポートする「シッター」を交代で行います。「シッター」としての体験も、意味のある重要なものです。呼吸法が終わったら、その体験を絵で表現し、それに基づいて日常生活に役立てるためのフォローアップを行ないます。

▶ ホロトロピック・ブレスワークのセッションとは

 

 

そもそも呼吸法は何のためにあるのでしょう

現在、自己発見と癒しに役立つさまざまなセラピーの中で、もっとも注目されているメソッドのひとつは、呼吸を使ったものです。もともと呼吸の効果は、ヨーガはいうまでもなく、古くから心身の健康のために注目されてきました。


意識的に呼吸をコントロールすることにより、通常意志の力では直接に働きかけることのできない自律神経系に影響を与えることができます。呼吸はまた、感情や気分に直接的に結びついています。意識的に呼吸することで、ふだん自分が抑えていたり、過去にフタをしてしまった感情との結びつきを取り戻し、十分表現されないまま委縮していた生命エネルギーを活性化することになります。つまり、意識的な呼吸をすることにより、長年の心身の緊張を揺り動かし、解き放すことができるのです。そのとき、かつてないほど自分自身を受入れ、深くリラックスし、自分の内に眠る可能性や創造性の豊かさに驚かされるでしょう。

 

 

 

 

Books

トランスパーソナル心理療法入門

諸富 祥彦 著 日本評論社 刊


さまざまな技法のひとつとして、簡単な説明と最新の事例を掲載。

 

その他関連書籍についてはこちら。

ホロトロピック・セラピー (自己発見の冒険)

スタニスラフ・グロフ著(春秋社)

 

ホロトロピック呼吸法についての専門書。

 

その他関連書籍についてはこちら。

ホーム個人・一般向けプログラム概要ホロトロピック・ブレスワーク

 


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